ここでは、信号がない交差点において、同じ道の対向する方向から進んできた四輪自動車のうち一台が右折しようとして、直進中のもう一台と衝突した事故について、過失割合を検討していきます。 1.信号がない交差点における直進車と右折車の事故 この場合の基本的な過失割合…
1, 直進車と路外出入り車の事故の過失割合 道路を走っている車とその道路に出入りする車の事故の場合、どちらの過失が大きくなるでしょうか? これについては、判例タイムズ38号【147】図は、基本的な過失割合を路外出入り車8:直進車2(8:2)としています。す…
1, 追突事故の場合の一般的な過失割合 自動車が走行中に前を走る自動車に追突した場合、原則として、追突した側が10追突された側が0の過失割合となります。ふつうに走行していたのに後ろから衝突された場合、避けようがないので、一般的に10:0となるのは当然と言え…
1, 一般道における追突の場合の原則的な過失割合 一般道では、駐停車車両に対する追突の場合の場合、過失割合は10:0になるのが原則です。すなわち、判例タイムズ157図で示されているように、追突した側が10,追突された側が0,になるのが原則です。 これは、…
過失割合とは? 過失割合は、ある事故について、どちらの当事者にどれだけの比率で過失があるか、という割合のことです。例えば、信号待ちで止まっている車に後続車が追突すれば、原則として10:0で後続車に過失が認められます。あるいは、直進している車と隣の車線からの…
自動車と横断歩行者の事故 ここでは、横断歩道や交差点以外の場所で、道路を横切ろうとしていた歩行者と道路を走ってきた四輪自動車が衝突した場合の過失割合について検討します。交差点付近や横断歩道付近でもなく、一本道を横切るような場合を想定しています。 基本的な過…
1, 正面衝突事故の過失割合の原則 センターラインがある道路での片方の車のセンターラインを越えて走行したために起きた事故については、過失割合は原則として、10:0とされます。(判例タイムズ38【150】図) 道路の左側を走ることは道交法で定められており、か…
過失割合とは文字通り加害者と被害者の過失の割合です。 例えば、一般道で赤信号で停止していた乗用車に後続の乗用車が追突した、場合はほとんどの場合加害者にすべての責任があることになります。この場合は、過失割合は100:0です。 一方、信号のない交差点で出合い頭…